artist in residence

藤岡亜弥(写真家)

滞在制作プラン

奈良を訪れ、歩き、巡り、滞在し、時々に出会う人や場から得たインスピレーションとアイデアをもとに、作家自身もこれまで知らなかった、撮ったことのなかった「奈良」を求めて制作を行う予定。

プロフィール

広島県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。2007年文化庁新進芸術家海外派遣制度奨学生としてニューヨークに滞在。12年に帰国し現在広島を拠点に活動。終戦後70年が経過した広島のいまをとらえた『川はゆく』で2017年第41回伊奈信男賞受賞、2018年林忠彦賞、木村伊兵衛写真賞受賞。2019年広島文化奨励賞受賞、2023年写真の町東川新人賞を受賞。

https://ayafujioka.net/

「川はゆく」Here goes River 2018 ©️Aya Fujioka

SHIMURAbros(アーティスト・ユニット)

滞在制作プラン

映画制作、撮影手法、映画史、光学的な仕組みなど「映画」をバックグランドにしたアーティストユニット。今回のレジデンスでは映像体験の根幹にある「光」、その三原色であるRGB、特に奈良にゆかりの深い曼荼羅から抽出される東洋的なRGBを題材にしたリサーチと作品制作を行う予定。

プロフィール

ユカ(1976年生まれ。多摩美術大学卒後、英国セントラル・セント・マーチンズ大学院にて修士号を取得)とケンタロウ(1979年生まれ。東京工芸大学 映像学科卒)による横浜出身の姉弟アーティストユニット。第13回文化庁メディア芸術祭でアート部門優秀賞を受賞。カンヌやベルリンの国際映画祭での上映をはじめ、国立新美術館(東京)、シンガポール国立大学美術館、南洋理工大学現代アートセンター(シンガポール)、台北当代芸術館、ヘッセルミュージアムオブアート、CCSバードギャラリー(ニューヨーク)、パース現代美術館(オーストラリア)、ミュージアムクォーターウイーンなど、世界各地で作品を展示。2017年には『ArtReview』誌(Asia)フューチャーグレートに選出される。ポーラ美術振興財団から助成を受け、2014年にベルリンに移住。2014年からオラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍。最近では、愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品の第30作の制作作家に選出され、第二次大戦中に「命のビザ」を発給した杉原千畝を起点に、現在も続く難民問題について考察した映像作品『Butterfly upon a wheel』(2022年)を制作。

https://shimurabros.com/