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講義①: XR技術と応用例の紹介

日時

6月24日(土)13:30-16:00

会場

奈良女子大学 N棟 101教室(対面方式 50名予定)

講師

武田 優生(ソニー株式会社)

講師プロフィール

2020年に東京大学大学院情報学環学際情報学府を卒業後、ソニー株式会社に入社。技術開発研究所ネットワーク&システム技術研究開発部門XRシステム技術開発部でXR向け三次元画像処理の研究開発を行っている。

概要

VRやARを含めたXR技術の研究を進めるソニーのエンジニアより、各技術の先端研究や今後想定される応用先について、実際のユースケースやビジネス展開についての例を挙げながら、わかりやすく解説していただきます。その後、参加者を含めたディスカッションを予定しています。

講義②: アーティストとの協働を軸にしたアートマネジメント

日時

7月1日(土)14:00-16:00

会場

オンライン (定員30名程度)

講師

野田 智子(アートマネージャー/Nadegata Instant Party/Twelve Inc.取締役)

講師プロフィール

2006年より美術家の中﨑透と山城大督とアーティストコレクティヴ「Nadegata Instant Party」結成しアートプロジェクトや美術館などで作品発表を行う。また一方で、現代美術作品の販売、国際美術展の広報等を経験したのち、2013年-2019年アートマネジメントを専門とした個人事務所「一本木プロダクション」主宰。2020年よりアートマネジメントとメディアプロデュースを軸にしたアーツプロダクション「Twelve Inc.」を設立し、生活と地続きでアートの環境創造とアーティストとの協働を行う。2020年より関西学院大学にて非常勤講師。

概要

2010年頃より全国各地の芸術祭やアートプロジェクトでアートマネジメントの実践を行うかたわら、Nadegata Instant Partyとしてアーティストと共に地域を巻き込んだプロジェクト型の作品を発表してきた野田智子氏を迎え、実例を交えつつ、アーティストとの協働を通じて現代アートの現場で何が行われているのかを紹介していただきます。その後、参加者を含めたディスカッションを予定しています。

講義③:アナログプロセスからプログラミングによる新たな写真術の開発

日時

10月15日(日)講演10:00-12:00(一般公開)ワークショップ:13:00-16:00(コース生対象20名限定)

会場

奈良女子大学

講師

北 桂樹(現代写真研究者/博士(学術)/アーティスト/京都芸術大学大学院非常勤講師)

講師プロフィール

2017年、京都造形芸術大学通信教育学部・写真コースを卒業。2023年、京都芸術大学大学院・芸術研究科芸術専攻修了、博士(学術)。京都造形芸術大学在学時より制作活動を開始。アナログプロセスからプログラミングによる新たな写真術の開発までを射程に、写真というメディアを「エネルギーの可視化」の表現ツールとしてきた。国内外の展覧会にて作品を提示。現在は写真というメディアのコンテンポラリーアート領域における表現可能性に対する関心から京都芸術大学大学院にて「POST/PHOTOGRAPHY」をテーマに研究。写真の拡張をウイルス的なものとして捉え、「写真変異株」という概念にて論じ、制作を並走させる。

概要

この講義では、現代アートにおける写真表現を検討し、現代写真における写真表現が写真というメディアの領域をいかに拡張してきたのかをテーマにわたしたちとの関わりを現代写真研究者の北桂樹氏を迎え、検討します。北氏には、博士論文の研究対象でもあり、1990年代以降、現代写真をリードし続けてきたドイツ人アーティスト、トーマス・ルフの作品を紐解き、写真というメディアが、銀のノイズによるアナログプロセスからデジタルプロセスへと急激に変化したこの写真激動の時代の中で、写真がどのように領域を拡張してきたのかを紹介していただきます。さらに、メディアの変化がわたしたちに何をもたらすのか、スマートフォンやSNS、写真を撮る時代、さらには生成AIへと向かう現代において、写真というメディアの変化がわたしたちに何をもたらすのかについて考察いただきます。午後のワークショップでは、Photoshopを使って、作品制作体験を行います。

講義④ :世界最大のフォトフェスティバル「パリフォト2023をレポート!」近年のトレンド探る。アートフォト、ギャラリー、キュレーションの現在

日時

11月18日(土)19:00-21:00

会場

オンライン(パリのサラ・ムーン氏のアトリエから配信予定)

講師

長澤章生 (Akio Nagasawa Gallery/Publishing 代表)

講師プロフィール

森山大道写真財団理事。日本の戦後美術の写真作品を中心にしたギャラリーを運営。主な取り扱い作家は、細江英公、森山大道、須田一政、宮島達男、ウィリアム•クライン、サラ•ムーン他。

概要

世界各国から約200のギャラリー・出版社が集結「パリフォト2023」が11月9−12日に開催。現地の様子をトレンドを紹介しながらレポートします。また、アートフォトに関するレクチャーをオンラインでパリのサラ・ムーン氏のアトリエから配信予定。アートフォトキュレーションにおける最新の動向、また作家のマネージメントについて、サラ・ムーン氏も交えて実施します。

講義⑤:アーティストから見る画像生成AIの最前線!

日時

12月2日(土)13:00-15:00

会場

入江泰吉記念奈良市写真美術館

講師

アン・ジュン(アーティスト)

講師プロフィール

2006年 南カリフォルニア大学​(ロサンゼルス)​美術史学科卒業、2012年パーソンズ美術大学​(ニューヨーク)​写真学科修士課程修了後、2017年弘益大学校​(ソウル)​大学院写真学科博士号を習得。

概要

約150年前に誕生したカメラによって登場した写真表現は、抽象画の誕生など絵画に大きな影響を及ぼしました。まさに今、画像生成AIが作る写真表現によって、また芸術表現が大きく変わろうとしています。 大変革期の今、作品を創作する立場のアーティストによる画像生成AIの最前線をレクチャーしていただきます。